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ギミック!
ギミック! No.1 (1)


評価  ストーリー ★★★★☆  8点
    キャラクター ★★★★☆  8点

映画、ドラマ、CMなどのSFX(特殊撮影)のひとつ”特殊メイクアップ”というものがある。演者の顔や体を別のものに変えてしまう技術。          
顔や体に怪我をしている皮膚を表現してみたり、人間とは違う異形の生き物に変えてしまう。 
"特殊メイクの神様"といわれるディック・スミス氏の『エクソシスト』(1973年)では本当に不気味な表情を作っていた。 
そのチームには、リック・ベイカー氏やスタン・ウィンストン氏もおり、後の『猿の惑星』(2001年)や『ジュラシックパーク』(1993年)で、時には怖がらせられたり、時には楽しませてくれている。

『金田一少年の事件簿』 『ミステリー民俗学者八雲樹』 『HOOK』などの原作を手掛ける金成陽三郎氏が、この『特殊メイクアップ』というSFXの技術にスポットを当てた物語を展開させている。 
読んでいると、所々に特殊メイクの造作工程や映像特殊効果などの解説もあって、SFXという技術に興味を抱かせてくれる。 映画で使われたSFXをさらりと言ってしまうので見逃せない。

『神のギンベラ』をもつ特殊メイクアップアーティストの『永瀬公平』と相棒でスタントマンの『神無月』が繰り広げるアクションと情の厚さが、出会った人々の人生をも変えてしまう、人情味のある物語がまた良い。 

SFXの技術を持った登場人物が次々と出てくるので、この先どのように展開していくのか楽しみ。 

『ギミック!』藪口黒子 既刊6巻 週刊ヤングジャンプ連載中 集英社

 
| 作品 か行 | 19:55 | comments(0) | trackbacks(6) |
今日からヒットマン
評価:ストーリー  ★★★★☆ 8点
    キャラクター ★★★★☆ 8点

『稲葉十吉』34歳、ほんの2時間ほど前までは、ごくごく普通のサラリーマンだった・・・。  
結婚して半年、一戸建ての家を買ったばかりのなのに、人生最大の災難が起きた!
信じがたい事が突如降りかかって来た。 
拳銃でドンパチやってる所、『殺し屋二丁』とヤクザの抗争に巻き込まれ、なぜか自分がヒットマンをやる羽目になってしまった。
伝説のヒットマン『二丁』に成りすまし、裏社会にどんどん引きずり込まれてゆく・・・。
もちろん、ヒットマンなんてすぐやめたい。
サラリーマンとヒットマンこんな二重生活いったいいつまで続く?

そんな2つの顔をもつ主人公の漫画が、ドラマ化されたりすると結構面白い。
  
例えば、
中山秀征が演じた『近藤静也』、新田たつお原作の『静かなるドン』 (週刊漫画サンデー連載中)
高橋克典が演じた『只野 仁』、柳沢きみお原作の『特命係長只野仁』 (週刊現代連載中)
仲間由紀恵が演じた『山口久美子(ヤンクミ)』、森本梢子原作の『ごくせん』 (YOU連載中)など、主人公が2つの顔をもっていて、表の顔と裏の顔とのギャップが大きいほど物語は面白い。

この『今日からヒットマン』の"サラリーマン稲葉十吉"と"殺し屋(ヒットマン)二丁"としての顔もかなりギャップがあり、商社の仕事と殺しが同時進行で行われていく所もコミカルで面白い。こうゆう漫画は名作になるかも知れない。


『今日からヒットマン』 むとうひろし  既刊2巻  週刊漫画ゴラク連載   日本文芸社









| 作品 か行 | 15:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
恋文日和
 評価:★★★★☆(8,5)

『恋文日和』 ジョージ朝倉 全3巻 講談社

恋文をテーマにした短編恋愛作品集。 作品は高校生が中心で、ラブレターからFAXまで。 素直に伝えられない気持ちをメールでは無く手書きの文章で健気に可愛らしく綴るその表現力はなんともいえない気持ちにさせられます。

今ではあたり前のメールとは少し逆行する話ですが、ジョージ朝倉先生の繊細で時には大胆なタッチで描かれる登場人物には愛着も湧き、手紙を書くという事が素敵な行為だという事を改めて感じます。

全3巻ですが、何度か同じような展開になってしまうのが残念。それでも良くまとまっていて、とても良いです。蛇足ながら、作者のジョージ朝倉先生は立派な女性漫画家。 その他の「平凡ポンチ」「溺れるナイフ」なども併せてお勧め☆

| 作品 か行 | 19:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
高校アフロ田中
 評価:★★★★☆(8.5)

『高校アフロ田中』 のりつけ 雅春 小学館
高校アフロ田中全10巻  中退アフロ田中連載中(スピリッツ)


題名通り、主人公は高校生でアフロの田中。 発売当初はアフロのネタや強引なギャグなどが多かったものの、次第に『自然の流れでの面白さ』の方向になっていきます。

『自然の流れでの面白さ』。とはなんとも説明し難いのですが、例えば、ごく普通の高校生男子がふとした日常のなかので沸く疑問。 「人生」って?「学校」って?「恋人」って?普遍的な疑問が深い深い考えの中(考えても世の中には矛盾している事もあり、答えがでず)なんとも面白く的を得た結論に辿り着いたりします。

作者のセンスや、考えの深さを感じます。

ギャグ漫画が苦手の人も、何度も読み返せる面白さをもった漫画です。
| 作品 か行 | 11:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
QP
 評価:★★★★☆(8.5)

『QP』 高橋ヒロシ 全9巻(外伝1巻含) 少年画報社 

友情を重んじ正義を貫く。わかりやすい勢力図と展開から、白熱の戦闘シーンへ。 一戦交えれば、昨日の敵は今日の友。「クローズ」や「ワースト」で知られている、ヤンキー漫画書かせたら日本一。高橋ヒロシ先生が描く名作『QP』

クローズやワーストが高校生を中心とした話なら、こちらはちょっと年上20代。 ヤンキーだった高校の頃の話を中心に、大人になった今、彼らがその時の友情を、過ごした日々を、行った悪行を振り返りながら、話は展開されていく。

高橋ヒロシならではの友情観、名言などが健在。 ヤンキー漫画苦手!なんて人でも全部で8冊は読みやすくまとまっていて良いです。 身体の奥から熱くなる感じです。 どんな人にも読んでほしい漫画です。
| 作品 か行 | 10:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
寄生獣
 評価:★★★★☆(8.5)

『寄生獣』 岩明均 全10巻 講談社 

人間に寄生しなければ生きられないミミズのような「生物」が、突如地球上に発生する所から、物語は始まる。 脳に寄生されると人間は「生物」に身体を支配されて、『寄生獣』となってしまう。 『寄生獣』は自分が何なのか、何のために生まれてきたのか、どこから来たのかも分からない。唯一分かっている事は人間を捕食するという事。

主人公は運良く、脳を寄生される事無く、その「生物」と共存生活をする事となる。 捕食を阻止するため『寄生獣』達と戦いながら、人間の存在、価値、地球との共存、環境、エゴ、弱み、強さなどの人間の本質に真摯に迫っていく。

グロテスクな表紙と“寄生”とい言葉についつい避けてしまう人もいるかと思いますが、テーマ、ストーリー内容、迫力ともにかなりハイレベルな作品。 まだ読んでない人には特にお勧めできる作品です。
| 作品 か行 | 10:09 | comments(3) | trackbacks(0) |
金魚屋古書店
 評価:★★★★☆(7)

『金魚屋古書店』 芳崎せいむ 連載中(IKKI) 小学館

少年画報社から出された『金魚屋古書店出納長』の続編。(掲載誌はヤングキング⇒IKKI) 作品名の“金魚”はあまり関係が無く、“古書店”のお話。
神田神保町にあるような古い古書店、“金魚屋”の中には、昔の漫画からレアな漫画まで様々な実在する漫画が置かれている。数多くの漫画を引き合いに、それら漫画に対する思い出や、出会いなどを綴っている。

漫画好きの人に是非一度は読んでもらいたい一冊。
| 作品 か行 | 10:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
カッパの飼い方
 評価:★★★☆☆(5.5)

『カッパの飼い方』 石川優吾 連載中(ヤングジャンプ) 集英社

カッパが実際に存在しペットとして飼われているという設定の漫画。作品名どおり、カッパの好き嫌いや、特徴、生活などカッパの飼い方を主人公のカッパ「かあたん」の成長とともにつづっている。
カッパがとても愛らしく描かれていて、ほんわかとしてとても癒される漫画です。ただ、可愛さや癒しと少し離れた展開になるとやはり内容が欠けてしまうのが難点。

ヤングジャンプで気軽に読んでみる事をお勧めします。

| 作品 か行 | 11:12 | comments(2) | trackbacks(0) |
極悪がんぼ
 評価:★★★★☆(8.5)

『極悪がんぼ』 東風 孝広 連載中(イブニング) 講談社

『ナニワ金融道』の続編的に出された『カバチタレ!』のコンビが送る、法律の裏世界。 『カバチタレ!』が法律の表世界とも言うべき、裁判などがメインなのに対して、カード詐欺やクロロホルム、誘拐や小切手盗作など裏の社会、法律の裏世界が描かれている。

故・青木雄二氏の意思を受け継ぐこの作品は、金が絡んだときの人間の素顔、そして思いが熱く込められている。 
| 作品 か行 | 11:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
カイジ
 評価:★★★☆☆(5)

『カイジ』 福本伸行 講談社 
賭博黙示録カイジ全13巻 賭博破戒録カイジ全13巻 
賭博堕天録カイジ連載中(ヤングマガジン)

テレビアニメで放映中の「アカギ」の作者、鬼才福本伸行が描く究極のギャンブルマンガ。 名前を変え、只今第三部「賭博堕天録カイジ」としてヤングマガジンで連載中だが、第二部のパチンコ「沼」編あたりからグダグダ模様なので、評価は残念ながら低くなりました。

第一部、「賭博黙示録カイジ」だけなら、確実に五星☆ 読めばハマる事間違い無しです。
| 作品 か行 | 10:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
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