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JIN −仁−
JIN―仁 (第1巻)

評価:  ストーリー ★★★★☆ 9点
    キャラクター ★★★★☆ 8点

”北京で蝶が羽ばたけば、ニューヨークで嵐が起こる”という『バタフライ効果』と呼ばれる理論(カオス理論)がある。
この理論を題材とした映画『バタフライ・エフェクト』が、2005年5月に公開された。
この映画は、主人公が日記に書いてあるその瞬間に、時間を遡ることができ、現在を変えようと過去に戻り、違った未来(現在)にしようとするのだが・・・。
ほんの小さな変化しか与えていないつもりが、結果では絶大な変化が生じてしまう。
つまり過去(歴史)も未来(現在)もまったく違うものになってしまう。

マンガではこのような過去にタイムスリップしてしまったという物語は人気があるようだ。
特に人気なのは、海上自衛隊(現代)のイージス艦が第二次世界大戦真っ只中の太平洋上にタイムスリップしてしまう『ジパング』(著者:かわぐちかいじ)や、陸上自衛隊の装備を持って戦国時代にタイムスリップ『戦国自衛隊』(原作:半村良)がある。
私としては、現代の医師(脳外科医)が江戸時代末期”幕末”にタイムスリップしてしまうという『JIN−仁−』をお薦めしたい。

2000年6月大学病院の脳外科医である『南方 仁』が、ある患者の不思議な腫瘍を取り除いたそのことが原因なのか、信じられないことが『仁』に起こってしまった。
138年も遡り”幕末”と呼ばれている時代にタイムスリップしてしまったのだ。
現代医学の知識と技術を持った医師が、この時代にはありえない術式や治療法を授け、猛威をふるっていた麻疹やコレラを撃退してゆく。 
この時代の医師(蘭方医)に大きな影響をもたらした『仁』は、歴史を変えてしまったことの戸惑いながらも、この時代に生きる人たちを救うことに尽力してゆく・・・。


『JIN−仁−』村上もとか 既刊5巻 スーパージャンプ連載 集英社
| 作品 さ行 | 10:13 | comments(1) | trackbacks(0) |
マネーの拳
マネーの拳 1 (1)

評価: ストーリー   ★★★★☆8点
     キャラクター  ★★★☆☆6点

東大受験の次はビジネスの世界に殴りこみ!
あの『ドラゴン桜』の三田紀房が今度はビジネスの世界を攻略する。
商売のヒントはここにあり!

38戦31勝6敗1分世界ジュニアフェザー級王座を4度防衛『花岡 拳』(本名:健)は惜しまれつつ引退。
引退後、花岡は飲食店を経営していた。 しかし、売り上げは悪く経営も行き詰っていた。 
そんなある日、テレビ番組で競演した大物実業家の『塚原為ノ介』会長との出会いが、その後の人生をも変えることになる。
拳はボクシングではプロでチャンピオンにもなった男でも、商売では素人。
拳は会長との会話から”設備投資があまりかからない””売り上げが季節に左右されない””商品のロスが少ない”という商売の三原則を知った。
それはまさに、経営している飲食店には当てはまらないものであった。 
では儲かる商売とは?
商売のいろはを学び、商売人として、人生においての第2ラウンドのゴングがなった。

どんな商売でどう展開していくのか、経営者としての必要な資質など、興味は尽きない。
『ドラゴン桜』と合わせて読んでみると意外とビジネスマンとして、必要なものが見えてくるように感じる。
このマンガもドラマ化などしたらきっと『サラリーマン金太郎』(本宮ひろ志原作)をも超えるドラマになるかもしれない。 主人公が誰が演じるかにもよるけど・・・。


『マネーの拳』三田紀房 既刊4巻 ビッグコミックスペリオール連載 小学館

| 作品 ま行 | 20:04 | comments(0) | trackbacks(17) |
もやしもん
もやしもん 1―TALES OF AGRICULTURE (1)

評価: ストーリー  ★★★★☆8点
    キャラクター ★★★★★9点

『かもすぞー』と飛び交っているさまざまな”菌”を肉眼で見ることができる”もやし屋”の息子『沢木直保』と、”造り酒屋”の息子で幼馴染の『結城蛍』とともに、東京のとある農大に入学した。  
直保のおじいさんと知り合いの農大の教授『樹慶蔵』と院生の『長谷川遥』と出会った。教授と遥は、直保のその能力が本物なのか半信半疑であったが、一緒に行動を共にするにつれて、その能力に驚かされてゆく・・・。
金儲けのために密造日本酒造りをしていて、大量のヒオチ菌を発生させてしまい酒造りを失敗してしまった。2年生で貧乏学生の『美里薫』と『川浜拓馬』も直保の能力で、金儲けできそうな菌を探してもらおうとしていた。 

作中には、アラスカでアザラシを地中で発酵させて作られる”キビヤック”、韓国でエイを瓶に入れて発酵させて作る”ホンオフェ”そして、スウェーデンで作られるているニシンの缶詰”シュールストレミング”などの世界有数のくさい発酵食品が登場している。
『かもして ころすぞ』と日本中を騒がせているO−157(腸管出血性大腸菌)登場。
 人の体の中で”かもす”と病気にさせられてしまう菌。 お酒も菌の”かもした”成果の現れで、これもすごく分かりやすく理解ができた。 いつも直保に引っ付いている麹菌(A・オリゼー)のガンバリのおかげ。

世の中に存在し、まだ発見もされていないような菌を含め膨大に広がりをみせる世界を、分かりやすく、興味を持って読むことができる漫画はそうそう無いと思う。

この漫画より派生し誕生した『純米吟醸生酒 かもすぞ』が”A・オリゼー”と”S・セレビシエ”のイラスト入りで発売された。 


『もやしもん』石川雅之 既刊3巻 イブニング連載 講談社




| 作品 ま行 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(9) |
史上最強の弟子ケンイチ
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評価:ストーリー   ★★★★☆ 7点
    キャラクター ★★★★☆ 8点


10月7日(土)24時55分から楽しみにしていたアニメ『史上最強の弟子ケンイチ』がテレビ東京で放送された。 このマンガは週刊少年サンデーでも欠かさず読んでいるマンガで、アニメになって良かった。
マンガとは当然違い、キャラクターの動きと声優による声などが、より一層楽しませてくれた。 ケンイチ、美羽、梁山泊の面々の声も割とイメージに近かったのでなかなか良かった。 

このマンガは、”フヌケン”こといじめられっ子の『白浜兼一』が、転校生『風林寺美羽』と出会い自分の弱さに打ち勝つ勇気と正義を貫く強さを求めて、あらゆる武術を極めた豪傑が集う『梁山泊』の門を叩く。
美羽の祖父『長老』をはじめ、ケンカ100段空手家『逆鬼至緒』、哲学する柔術家『岬越寺秋雨』、裏ムエタイの死神『アパチャイ・ホパチャイ』、あらゆる中国拳法の達人『馬 剣星』、剣と兵器の申し子『香坂しぐれ』と美羽の下で、あらゆる武術の修行をしながら、迫る悪に立ち向かう。

このマンガの特徴として、ケンイチが敵として闘った者が、のちに仲間となりより大きな敵と闘っていくというところがある。 これは少年漫画のパターンのひとつで、少年サンデーや少年ジャンプではよく見られる。 サンデーでは高橋留美子の作品『犬夜叉』。ジャンプではとくに顕著で、車田正美作品、原哲夫作品、鳥山明作品でいうところの”昨日の敵は今日の友"『キン肉マン』(著者:ゆでたまご)でいう”友情パワー”みたいなのが、このマンガにも感じられてより感動を誘う。


『史上最強の弟子ケンイチ』 松江名 俊   既刊22巻      週刊少年サンデー連載   小学館



| 作品 さ行 | 17:28 | comments(0) | trackbacks(1) |
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